自分の碁を創る

石井邦生九段 vs 二子 高野圭介
・・・谷岡太郎先生追善碁会と忍ぶ会席上・・・

2007年7月21日 於ライフ大阪囲碁倶楽部
133手以下略 白5目勝ち

                                               高野圭介 自戦記

関西棋道会  
かって
関西棋道会華やかなりし頃、大阪・東洋ホテルで、よくご指導いただいた。

当時三子局で打って貰っていた。
本日は初の二子局である。

好きなように打って
石井先生に県代表が一番手直りで
二子から六子まで打ち込まれたという話を聞いていたから、
恐る恐る盤に向かった。

でも、石を握って、
「好きなように打って、自分の碁を創ろう」
意気軒昂、怖れずに向かっていった。

谷岡一郎先生の
ご声援

三面打ちの隣で打ち終えられた谷岡一郎先生が
黒54手から58までの打ち回しから60と、ツケたとき、
高野さん、格好ええなぁ」と声援を送って頂く。

 石井邦生先生の評
前半、黒が巧く打ち過ぎた、と言っても良いほど巧い。
 そこへ、迂闊な白67からの切断は無謀に過ぎた。
したがって、黒78から92の辺りは黒必勝の形勢。


ここから、黒の無謀が始まる。黒94から98まで、打たずもがなで、
白99とオサれてから一気に形勢を損じた。

最終段階で、遂に追い抜かれて、白に5目残った。